外来をメインに働きたいなら

看護師には主に病棟と外来での仕事があり、現場によってはどちらかをメインとして働くことができます。
外来をメインにして働きたいと考える看護師は、病棟勤務と比べると専門性の高いスキルが必要とされません。そのため、長期的なキャリアを考える際、どの診療科を選べば良いかで悩むことが多いようです。
専門知識や経験、ノウハウなどがなければベテランとして活躍できないような専門外来を選びたいものの、どこであればキャリア構築をする意義を見出せるのかがわからないことがよくあるでしょう。
しかし、だんだんと事情が理解され、人気が上昇している診療科もあります。

専門性の高さから人気が伸びている診療科として代表的な診療科は、産婦人科と小児科です。不妊や更年期障害などに悩む女性の心を理解する必要がある婦人科や、子供とのコミュニケーションのノウハウが求められる小児科はかなり敷居が高いと言われています。そのため、それぞれに特有の病気や悩みについて十分に把握し、その対処としてのカウンセリングもできることが求められます。

一方、心療内科や精神科についても、専門性の高さから次第に人気が高まっています。
ストレス社会と呼ばれる現代社会の状況が心療内科のニーズを高める要因になっており、高齢化に伴う精神科の需要も高騰しています。センシティブな内容を扱うことになるため、現場で多少なりとも失敗する経験を積まなければベテランにはなれないでしょう。

これらの4つの診療科は高い専門知識とノウハウが求められるのが共通点であり、現場経験をしっかり積めることから看護師の間で人気が高まっています。